小学校卒業とともにO英会話教室を辞めた私。一緒に通ってた幼馴染2人も辞めました。中学に入学し、新しい生活が始まりました。まず新品のセーラー服。そして小学校時代とは違う教科書の量の違い!何もかも驚きの連続。そんな中、英語の教科書がありました。名前は「ニューホライズン」。めくると最初のページにO英会話教室で学んだ文章が載っていました。

中学生活が始まって英語の授業は私の中でワクワク感がありました。「ニューホライズン」の教科書を手にしてから。そして最初なのでアルファベッドから覚える事からスタートしました。

暫くして先生から1人ずつ前に立って26文字のアルファベッドの発音をしてもらうという何とも変わった練習会があったのです。私は皆の前に立つと極度の上がり症で、頭が真っ白になってしまうという習性がありました。今になって考えれば26文字のアルファベッドの発音を皆の前で披露することは恥ずかしいことではないのですが、当時の私にとっては恥ずかしいってものではなかったのです。先生がついに私の名前を呼びました。

教壇の前に立ってはみたものの、体が硬直してしまい、手足はブルブル。どうしよう~上手く26文字発音できなかったら?でも先生が「リラックスしなさい!」と一言言ってくれたおかげで私は冷静になり、26文字の発音を無事に終えることが出来ました!

ぱちぱちと拍手。あれ?何の拍手?と不思議に思っていると先生が「あなたの発音すごくよかったですよ。何処かで習ってたの?」と聞かれ、「はい、実はそうなんです。O英会話教室に通ってました。」「そう、道理で皆より発音が綺麗に聞こえたわけね。その調子でこれからも頑張ってね!」先生のあのほめ言葉に私はますます英語が好きになっていきました。

アルファベッドの勉強が終わると今度は簡単な単語の発音の発音練習と移行しました。やはり物の名前の英語から発音練習は始まりました。この時もワクワクしていました。

特に発音に難しいとされてた単語と言えば、「Pencil(鉛筆)」と「Girl(女の子)」。この2つの単語って案外難しいです。今でもいざ発音しようとなると舌がもつれることがあります。当時皆は殆どが日本語感覚的ににしか覚えてなかったので、発音もどこか日本語っぽくなってましたね。

またまた今度はその単語の発音発表会を皆の前で披露することになりました。でもアルファベッドの頃より私はもうすっかりあがり症はなくなっていました。それで再び名前が呼ばれて皆の前で単語の発音を披露しました。先生がまた私を誉めてくれました。特に難しいと言われている「Girl」と「Pencil」の発音が綺麗だったと言うことを。そう、これはO英会話教室に通ってる時に何度もカセットテープでヒアリングで聞いてて、すっかり発音を覚えてしまっていたのです。これが私にとって最初の英語に対する自信につながる収穫でもありました。

放課後よく友人たちから「ねえねえ、Girl,Pencilの発音してよ~!!」なんてよく言われました。「上手いよね、私等出来ないよ。将来英語の先生になったら?」など冗談交じりに言ってくる子もいました。

英語の先生から発音が綺麗だと誉められて以来、私は英語力をもっとつけられたらなあ~と考えるようになりました。