小学校の時とは違って中学生になると決まって中間テスト、期末テストと2回テストが行われます。これは平成の今でも変わりませんね。まだ中学生なりたての私にとって初めての中間テスト。テストの1週間前に範囲発表とテストの時間割。皆はああ~とため息をついてテストの時間割を見てました。それに小学生とは違ってクラス順位、学年順位がつくということ。これには参りました。私の時代はクラスが全部で9クラスあって、1年生だけでも360人はいました。

そんな~順位がつくなんて!私にはとっても耐えられませんでした。当時の担任はクラス全員の名前は伏せてたものの、科目の点数、順位は表にして作成してたんです。だから名前が無くても誰がどこの順位かという推測なんかすぐにできたものです。

さて、英語の初めてのテスト。私はO英会話教室の習った分がすごく範囲に入っていて何だか皆より有利な気がしました。これも6年生の時に1年間早く英語を勉強しておいたお陰です。テスト監督の先生の「用意、始め!」の言葉を合図にテストは開始されました。初の英語のテスト。手に汗を握り、何だか教室中が緊張感であふれてました。これが中学生になって初めての中間テストの緊張感です。

皆鉛筆で書く音があちこちに響き渡ります。私も何とかいい点を取りたい!という思いからテスト問題に取り組みました。問題を見て私は「お、これはO英会話教室で教わったもの!書ける!あ、これもあれも~!!書ける!」とスラスラ解答出来ました。難しかったのは単語を書きなさいくらいのものでしたでしょうか。

テスト時間は50分間。母には「わからない問題は後回しにしてわかるものからやりなさい。」と言われた通りに実行しました。手に汗握るこの震え。鉛筆は汗でぬれてました。そしてテスト終了の合図を示すチャイム。監督の先生が「はい、後ろから回収して。」と指示を出し、皆ふう~と疲れた様子でした。

テストが終われば友人同士でこの問題難しかったとか簡単だったとか話しあいました。でも中学のテストってこんなに難しいものだとは。私は勉強は好きではなかったので、これからも3年間も中間・期末テストがあるのかと思っただけで憂欝になりました。

テストが終わって各科目ごとにテストが返されました。あの時の胸のドキドキ感は忘れもしません。「悪い点だったらどうしよう・・・?」私は悪い点数だったら母に答案を見せる勇気がありませんでした。特に私は小学校の時から算数は大の苦手で、中学になって数学に変わってからも点数は悪かったんです。小学校の算数では割合問題が特にダメでした。今でもダメです。お恥ずかしい話です。自分の息子や娘にまで最近はバカにされるようになりました。(笑)

でも英語はその大反対!思ったよりいい点が取れました!当時の点数は83点。全体の平均点は65点でした。母に当時の両極端に悪い点の数学の答案と83点の英語の答案を一気に見せました。その時の母の反応は?「あんたって両極端すぎるねぇ。出来れば数学をもっと頑張ってほしいんだけど。」母は英語の83点を誉めてはくれず、数学の悪い点のことばかりにこだわって私を叱り続けてました。

でも私は自己満足でした。母には誉められなかったけど、初めての英語のテストで平均点以上の点が取れたからもうそれでいいと思いました。別に100点満点を目指してたわけでもありません。私は英語が好きだから、もっと今後どんな勉強法が待ってるのか楽しみにしてたくらいです。