オーストラリア短期留学メンバー40人を集めて説明会が行われました。現地へ行くのは夏休みの7月14日~8月11日までと決定しました。時差ボケはないにしても、いくら憧れのオーストライアといえど、向こうは南半球。日本とは季節がまるきり反対なので、冬物を用意しなくてはならない話が出ました。でも日本のように雪が降るわけでもなく、冬でも温暖な国なのでそんなに分厚い冬物は持っていく必要はないでしょうと説明担当の先生から聞きました。

両親も喜んでくれて、旅費のことは心配ないとは言ってはくれましたが嬉しかった半面、何だか私の為に短期留学代の約40万を出してもらうことに申し訳ないと思いました。学費だって高いのに。でも両親は勉強の為なんだから大きな顔してればいいと励ましてくれました。

只困ったのは服装についての買い物でした。オーストラリアは冬。でも温暖な気候と言われてるので分厚い冬物は要らないと説明の時に言われたものの。それに夏休みでしたから今時大型スーパーやデパートで冬物の服なんか販売されてることがないので仕方なく、自分のある冬服装で持っていくことにしました。後は日本食で梅干し、インスタントの味噌汁を持っていくことにしました。

7月11日。いよいよオーストラリアに向けて出発の日が来ました。私は母と一緒にタクシーで空港に向かいました。父は仕事で忙しく、私を見送ることは出来ませんでした。出発ロビーにはすでに短期留学のメンバーと引率のチューター(男性)が集まっていました。私はまだ見ぬオーストラリアへの期待と不安を胸に母に見送られて皆と憧れのオーストラリアへ飛行機で出発しました。

異国の国、オーストラリア。カンタス航空を利用し、翌日の朝ブリスベーン空港へ無事に到着。オーストラリアの冬の朝はやはり寒かったです。夏もので出発した私たちはすぐに長袖をはおりました。用意されたバスに乗り込み、短期留学先のG大学へ向かいました。G大学はブリスベーンでも指折りの大学でなかなか入れないそうでした。日本でいえば東京大学?名古屋大学?のレベルに等しかったです。

G大学は日本の大学とは違い、土地が広くてまるで森の中に学校があるみたいなそんな印象でした。とにかく木々が多くて庭だらけ。私たち40人の寝泊まりする大学の寮を案内されました。40人1人ずつ個室が与えられてこれはもう本格的な留学生活です。G大学は実はこの時冬休みで、大勢の下宿生徒は故郷に帰ってると言うことで寮の部屋がたまたまあいていたのです。でも中には故郷に帰らないで残って寮生活してる生徒もいました。

さあ~、いよいよ試される私の英会話力!日本語は一切使えません。到着した日に教室を案内されて、クラスは二手に分けました。名前が「カンガルーチーム」と「コッコバードチーム」。私は「コッコバードチーム」になりました。「コッコバード」は日本語で訳すと「ワライカワセミ」です。あの「ケケケ~」と本当に人間が笑っているかのように鳴くあのオーストラリアにしかいない鳥です。

G大学での短期留学生活のスタートを切りました!日本語は一切禁止。午前中は英会話の授業をみっちり3時間行われました。NG学校の時よりすご~く厳しくてハードな授業!しかも質問されたことに答えられないと叱られました。「○○、Can you speak English,really? Why wha’t do you do in Austrlia?(○○、あなたは本当に英語話せますか?何故あなたはオーストラリアに何しに来たんですか?)」と厳しいG大学の講師の生徒への質問です。

私は質問されると自分の英語力を試されてると実感しました。