NG専門学校へ入学し、慣れない生活で疲れが出たりしながらも復習はかかせませんでした。でも土曜日・日曜日と学校が休みで、ゆったりとした気分で体や心を休めることが出来ました。土曜日の午後はラジオの音楽番組を聞きながらリラックスしたり、日曜日は民法のラジオの音楽番組を聞いたりしてました。週末は勉強すること以外はラジオを聞くことで私の余暇になっていました。テレビは勿論見てましたが、あの頃はベストテンのランキング番組が多くて、毎週楽しみにしてたのです。どんな曲が上位になるのかと。今みたいにスマホやパソコンなんて無い時代でしたから。

さて、NG学校での1日のカリキュラムは1時間の授業は90分でした。中・高校時代は45分とか50分授業でしたから倍に長く感じたことも多々ありました。でも好きな英語を学べて志望校へ入れた私は恵まれてるのでちっとも苦痛には感じませんでした。特に今までに経験の無かった英会話の授業とヒアリングの授業はとても私に充実感を与えてくれました。でも正直ヒアリングの方は難しかったです。それを聞いて書く。生の英語ですから話すスピードも半端じゃないですから「え?」と分かってないままに終わってしまうことがありました。

生の英会話の授業が進むにつれ、私はあの中・高校時代の6年間の英語の勉強法に疑問を抱き始めました。今こうしてアメリカ人講師から話せるように一切日本語なしでやっているのに中・高校の6年間は会話の授業など1度もありませんでした。只ひたすら文法を勉強して重要な所は先生が読んで覚えておくことと日々言われて・・・。一体あの勉強法は何だったんでしょうか?折角6年間も貴重な英語を勉強してきて、話せる力等ないままに卒業してしまいました。これでは何の効果もないまま6年間を終えてしまったということになります。

英会話の授業では文法など全然触れませんでした。話す力をつけるため、相手の話してる言葉をよく聞きとるスキルも必要とされる。そして理解できれば返答する。日本語の場合でもそうです。相手の話をよく聞きとってから自分の言いたいことを返す。これが日常あたり前とされてますが、英会話を勉強し初めてやっと分かったこと。それは中・高校の6年間の英語の授業は英会話については真剣に取り入れてもらえなかったということです。そういえば英語担当の先生が英会話してる所など見たこと有りませんでしたから。

英語の教育に会話ほど重要なものはありません。なのに6年間も英語を勉強してきて何も話す力等教えてもらえなかったなんて。私は当時も今もあの6年間の英語の勉強法に失望感を感じています。ひたすら文法ばかり覚えても結局は話せることに繋がらなかったことを。そしてNG学校に入ってそのことにあたらめて気が付きました。2年間で英語を話せるようにマスターしなくてはならないんです。何と言う短い期間でしょうか。1年目の私にとってはまだまだ会話に対してはスキル不足で、本当に話せるようになるのかな~って不安になってきました。

英会話は私にある意味すご~い重要性をもたらせてくれました。話すことの大切さ。日本語以外のことを自分の表現にして話せるようになるレッスン。それが「English Good Expression(直訳すると英語でのいい表現)」です。どうやって英語で相手に分かるように話せるようにするのか?自分にとっては楽しくもあり、難しくもあったのです。英会話は文法など関係ありません。本も何も見ずにとっさに自分なりの表現で話せないといけないってことがよ~く分かりました。