高校3年生の夏休み直前、進路説明会がありました。進学クラス全員を集めて体育館で先生から色々説明を聞きました。「これからの夏休みが君らの進路を決める正念場である。どこの大学・専門学校へ行くかは君たちが決める事。何でもいい。不安なこと、分からないとこがあれば進路担当の先生に聞きなさい。」この言葉の響きに私はこれからの進路きめが私の人生に関わってくるんだと感じてました。

進路相談室には沢山の大学、専門学校のパンフレットが置いてありました。私の通ってた高校は「付属高等学校」と言われてたので、そのまま上の大学に進める選択技もありました。でも自分には目ぼしい学科がありませんでした。語学関係の大学ではありませんでしたので。体育科、家政科、幼児育成科などがあった大学でした。

Uさんと放課後に毎日のように進路相談室に行ってた私達。私は英語に関する大学か、専門学校を探してました。でも大学はレベルが高そうで自分では一般試験を受けるのは何だか無理そうと思いました。語学関係の大学、専門学校の案内パンフレットが並んでいました。私はどうしても英語を学びたい。英会話を専門にしてる学校は何処にあるのだろうかと必死に探しまくりました。

語学の大学、専門学校の案内パンフレットを色々見てるうちに自分は大学へ行くより、専門学校の方があってるような気がしてきました。専門学校の中で1件ある有名な学校名を発見!それはK塾の経営しているNG専門学校でした。ここには「英米語専門学科」「秘書コース科」などの2つの科に分かれてました。詳細をよく読むと、「英米語専門学科」では英会話、ヒアリング、英文作文、リーディングなどがありました。

私はNG専門学校を目にしたときから、この学校にしたい!と決めました。でも入学条件として、英語の成績が3.0以上ないといけないと言うことでした。他の科目は全然成績には関係なかったのでこれはいい!私にとって相応しい学校なのでは?と予感しました。好きな英語が終日学べる!こんな好条件は他校にはありません。Uさんにも相談したら、「うん、これあなたにいい条件かもよ。先生に相談してみたら?」「うん、そうだね。」と早速担任の先生に相談を持ち掛けました。

担任の先生は私の3年間の英語の成績を調べて、「うん、君の英語の成績は3・5あるから受けられるチャンスは十分あるよ。でもまずご両親にも話さないとね。」先生は私の志望校に対して受験を賛成してくれました。でも両親に相談となると?いつしか漫画家になりたいってことで否定されたことがあり、また英語勉強したいなんて言ったらまた否定されるんじゃないかと後ろ向きな考えになってしまいました。夏休み前の懇談会で先生は親に話してくれるとは言ってはくれましたが・・・。私はどうしても否定されることに不安を抱かずにはいられませんでした。

でもどうしても自分で見つけたところだからどうしても行ってみたい!その専門学校で本当の生の英会話を学びたい!と言う思いはますます募るばかりでした。Uさんも「ご両親を説得するにはあなたよ。そんなあなたの人生を否定ばかりしてたらあなたの進むべき道がないじゃない。」本当に頼りになる親友Uさん。Uさんの言葉に励まされてとにかく、両親を説得してみようという気になりました。

果たして私の両親は英語の専門学校へ行きたいと思ってることに対して賛成してくれるか?反対するか?もう後には引けません。自分の進路は自分で決めるもの。いよいよ私の進路決めが本格的に始まりました。