中学2年生になりました。段々と英語の勉強のレベルも上がり、1年生の時よりも英語を嫌っていく子がどんどん増えていきました。私は面白いと思っていたんですが。でもどうしてこんなに英語嫌いな子が増えてしまったのでしょうか?当時中学生だった私には理解できませんでした。勉強するのに毎日が夢中で覚えることも盛りだくさんでまあ人それぞれ好き嫌いはあってあたり前くらいにしか思ってませんでした。

2年生になってくると1年生ときとは違い、長文の英文を学ぶことが多くなりました。もう単語だけの世界じゃなくなってたのです。1語1語覚えるのではなく、長文そのものを暗記することが多くなっていたのです。だから中学の英語は丸暗記で学習するものなのか~くらいにしか思ってませんでした。

英文の中に絵もありました。英語が分からなくてその絵を授業中に塗り絵にして遊んでいた子がいました。もうそういった子たちはすっかり英語に対して勉強する気力さえなくなって、つまらないので伏せって寝る有様でした。でも先生はそういった行為は絶対に許さず、寝てる子めがけて黒板のチョークを投げたり、耳を引っ張ったりして起こしてました。

テスト問題も本当に難しくなってきました。文法の問題が多くて、英文があって( )の中に入れる単語を書きなさいとか選択肢から正しいのを回答すると言った形式が多かったです。英文を良く読まないと解けない問題が多かったです。2年生の初めての中間テストでは平均が33点でした。先生は「平均点が悪い!皆勉強してない証拠だ。」と激しく怒りました。でも生徒の中には「だって先生、難しいものは難しいんだから仕方ないよ。」と言ったところ、先生は逆上して「何を言ってるか!それは君たちがちゃんと授業をきいてないからテストの平均が悪いんじゃないか!もっと本腰入れて勉強しろ。でないとろくな高校へ行けないぞ。」その時の先生の顔は怒りでもう真っ赤になってました。怖くて反論出来なくて、女の子の中には泣き出す子もいました。

2年生での英語の授業では教科書の英文をひたすら読む、書く、大切なボキャベラリーには付箋を引いて暗記する。そういった内容の授業が多かった覚えがあります。現在進行形を過去形に変更したり、関係代名詞、過去分詞などの文法用語がありました。とにかくこれらの文法用語は大事だから特に覚える必要があり、何度も復習をしないと覚えられない状況が続きました。さすがに英語好きな私でもこれは参った!と言わんばかりに初めての挫折感を味わいました。

英語好きなのに。何も今は難しすぎて分からない。どうしたらいいんだろう?私は涙ポロポロこぼして自分の部屋の勉強机で泣いてました。難しさが頂点に達した時期がきたのかもしれません。

なのに会話。あの6年生の時に通ったO英会話教室のように会話の時間が中学の英語の授業にはありません。どうしてなんだろう?何故会話が無いの?不思議に思ったのはこのころからでしたが・・・でも義務教育だからそういった規則になっているのかな~と勝手に思い込んでしまいました。懐かしいO英会話教室のテキストを手にとってあのころに戻れたら楽しく勉強できるのに・・と思い出にふけっていました。

会話が無い。只英文を読んで書いて暗記する。それが中学英語のやり方なんだ、授業だから仕方ないくらいにしか思ってなかった私。皆も考えは同じでした。1年生の最初の時だけ発音練習しただけで、その後は何もなし。今考えると何だか中学の英語の授業の進め方って疑問点が多く残ってますね。私の息子や娘も中学時代には会話の授業がありませんでした。何も変わってないということになります。